生活習慣

二次性高血圧の種類

余り多くありませんが、日本人で高血圧と診断されている方の中には、病気や薬などが原因で起こる高血圧の方もいらっしゃいます。
原因となっている病気を治療する、お薬を変更するなどして、多くの方に改善が見られます。
こうした状態を二次性高血圧といいますが、代表的なものには何があるのでしょう。

二次性となる原因の中には、腎臓、甲状腺障害、動脈障害などが多くみられます。
腎臓が原因の場合は、腎炎や腎盂腎炎などの病気によって腎臓内の動脈が硬化し血圧が高くなっている状態です。
血管性は心臓などが悪い方に多い高血圧で、先天的な理由が多くなります。
大動脈の一部が先天的に狭くなっている大動脈縮窄症、大動脈弁閉鎖不全症などにより、血管性高血圧になってしまう方が多いです。

血圧を上昇させてしまうお薬は、ぜんそくの治療薬や心臓疾患の方のお薬、鬱病治療のお薬や非ステロイド性抗炎症薬などが知られています。
こうしたお薬によって血圧が高くなってしまったという場合は、お薬の種類を変更することで改善が見られます。

甲状腺ホルモンなど内分泌性の場合、副腎に腫瘍ができてしまう病気の方などに見られます。
こうした病気の場合は、原因となっている病気そのものを改善する必要がありますので、まず、血圧が高くなっている原因の特定が必要となります。


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