生活習慣

高血圧と降圧剤

血圧が高いという事になると食生活の改善はもちろんですが、降圧剤を処方される方が多いです。
降圧剤は高くなってしまった血圧を下げる作用のあるお薬ですが、自分に合うかどうかという事もありますので、どのようなお薬があるのか、また副作用についても知っておく必要があります。

高血圧で最も利用されるのがCa拮抗薬です。
血管壁に存在する血管平滑筋にカルシウムイオンを入れると筋肉が収縮しますが、これを阻止するのがCa拮抗薬です。
つまり血管の収縮を抑制することで血圧を下げるというお薬になります。
副作用としては頭痛やほてり、動悸、便秘などがあります。

ARBは血管収縮、体液貯留、また交感神経活性亢進抑制作用があります。
また心臓肥大の抑制、心不全の予後改善などにも利用されるお薬なので、腎臓や心臓などに合併症を起こした方などに利用されることが多いお薬です。
妊婦さんなどは利用できないお薬です。

利尿剤は高血圧の降圧剤として日本で利用されることは少ないお薬です。
海外に行くと費用も安いためよく利用されています。
ACE阻害薬はARBと似たような作用があります。
このお薬は臓器障害の進行を予防する作用があるため、糖尿病患者さんなどに利用されることが多いです。

それぞれ高血圧のお薬として利用されることが多いお薬ですが、自分に合っているかどうか、ということがとても重要です。
合わない、副作用的な症状がある場合には、医師にしっかり相談しましょう。


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